浅草橋 石川商店

今日の会社は自由出勤です。
電車がかなり止まっていて、他県や三多摩から来ている社員は出て来れません。
俺も白金高輪から浅草橋は、いつもなら２０分の所を今日は１時間半掛かりました。
完全に首都機能は麻痺していて、電車、携帯と続き今日の夜は停電です。
こんな日は営業に行っても勿論お客さんも居ませんので、今後も会えるかどうか判りませんので商談物や届け物を送ろうと思うと、ヤマト運輸曰く都内でも翌日届かないと。
これは行くしか有りません。
都合良く珍獣が渋谷区松濤に行くと言うので便乗しますが、珍獣が１件で俺が５件でどう見ても便乗と言うか俺のがメインです。
それにしても都内はガラガラです。
神奈川、千葉、埼玉から人が流れてこないとこんなに都内は空いているのかと思います。
浅草橋から千駄ヶ谷迄も、珍獣のお婆さんの様な運転でも２０分で付きます。
原宿なんかは本当に人がまばらでこんな光景は見た事が有りません。
日本では未曾有の大惨事が起こったのだと実感します。
散々まわって会社に帰ると未だ未だ１４時です。
珍獣と共に会社を出ますが、総武線も走っていない浅草橋はまさにゴーストタウンで食べ物屋も殆ど営業していません。
１７時から台東区は停電も始ると言うので急ぎます。
協議した結果新しく出来た蕎麦屋に向かってみますが、営業しているかは判りませんでしたがやっていました。
Iが見つけてきた蕎麦屋で、浅草橋の中でも物凄い僻地で客は無し。でも蕎麦好きのenufikihさんが結構美味かったと言っていたので期待が持てます。
店は今風のつけ麺屋の様な造りで中々お洒落な店内です。
メニューを見ると僅か４種で、つけとかけが有ります。
何だか美味そうなかけカレー南蛮そばの大盛りを頼みます。
カレーのタレ等は造り置きではなく一から鍋で一人分ずつ調合し始めました。
蕎麦も大鍋にぶち込み暫く待ちます。
７分程して蕎麦が茹で上がりますが、何とも太くてこれは美味そうです。
俺は角萬の様な太くてゴワゴワの蕎麦が大好物です。
スープを飲んでみると古奈屋とは全く違う正統派のカレースープです。
しかも上に乗っている鶏肉が柔らかいし美味いし、このカレー蕎麦にはピッタリです。
葱も大量に入っていて嬉しい限り。
店主が「胡椒も入れると美味しいですよ。」と。
蕎麦に胡椒とは何ともアバンギャルド。
あ〜でもこれ美味え〜。
気さくな店主なのでタレの壷が何に使うのか聞いとけば良かった。
あ〜でもこのタレ美味そうだな〜。