浅草橋 鳥勝

あ〜話したい。
下衆な話しを。
その人って真面目だと思ってたら、真面目過ぎていい歳して遊び方を知らなかった様だ。
お粗相した。
意外だった。
でも人間は意外性が大事だ。
俺なんか新規に行くと怖がられる。
多分何処の国の人間かも想像がつかんだろ。
目力も怖いらしい。
でも懐に入れさせるのは得意。
あっと言う間に飲み仲間になる。
真面目な人間が飛んだ下衆だと俺も一目置く。
意外だったな〜。
誰か話し出来る人居無いかな〜〜〜？
居た！
いつものバーチーじゃないか。
おい！
鳥勝行こうぜ！
サブロク協定は完全無視。
だって良いじゃないか。
俺が金出すんだから。
鳥勝到着。
マジか！
またもやカウンター以外満席。
こういう店が満席で、駅前の王将がガラガラであるべき事を今の日本人は分かっちゃいない。
良いですよ。
良いんですよ。俺等はカウンターで。
レモンサワー下さい！
そして話し始める。
どう？これやばいでしょ？
バーチーが目を丸くする。
そりゃそうだ。
だって下衆の極みだもん。
あ〜〜〜スッキリした。
勿論今日の飯も何も頼んではいない。
「カツオが美味しいよ！」と言われたので頼んでみた。
こりゃヤバい。
人生で一番美味いカツオ。
こんなに血の味のしないカツオは初めてだ。
今までいい加減なの喰ってたんだな。
その時携帯が鳴る。
以前在籍していたダーハラさんだ。
またやきとんに居ると言うので、鳥勝に誘い込んでみた。
見事に５分後に来店。
ダーハラさん。
浅草橋で一番美味いのはここだよ。
相当気に入ってくれた様で近い内に来ると。
あ〜良った。
俺の１人おごりだったけど、ダーハラさん来てくれたんで俺等で割り勘ね！
こうして今日が半分なので明日も飲みに行ける。
このやり口で今後行こう！