外神田 かんだ食堂

腹減った。
試合に向けて徐々に食欲を減らす為に、朝飯を軽めにしている。
ガテン系の仕事をしていた２０年前は、毎朝１斤パンを食っていた。
今では８枚切りを１枚だ。
もうこれ以上減らせない。
固めに炊いた米でも、二郎でもあっと言う間に消化する俺の胃は、パンなど秒殺だ。
空腹感が半端無い。
今日目指したのは、月末の週末と言う事もあり、道が混むと予想して戻りつつ秋葉原へ。
ごはん処あだちに行ったら元も子も無い。
となるともう一軒のかんだ食堂だ。
奥の６人掛けの丁度真ん中が２席空いている。
そこに俺とバーチーで座ります。
今日は軽そうなウインナー炒め定食にしてみました。
俺の左と左前はスーツを着た外人だ。
お互い英語で話しながら、さんまの開きを喰っている。
かんだ食堂もインターナショナルになったもんだ。
但し女性は見た事が無い。
汚いし合席のシステムなので来ないだろう。
と思ったら女が男２人と入って来た。
根性あるな。
俺の米と味噌汁が来たので、そろそろ奴が現れる。
「お待たせしました〜。はい！ウインナー。」
相変わらずのインパクト。
横に座ったさっきの３人組が、俺のおかずをガン見している。
俺も以前、俺の前の合席の奴が喰っていたこの定食を２度見した。
キャベツの千切りとウインナーだけ８本。
米は他店の普通盛りの２倍。
間違い無く小学校低学年の食いしん坊の喰う飯だ。
最初はアレっ？と思ったウインナーだが２本、３本と食べるうちうに美味く感じて来る。
但し５本目で飽きて来た。
ドイツ人でも飽きる量だ。
おまけに満腹過ぎる。
全然減量の意味をなさなかった。