一ツ橋 タカサゴ

早いとこ千駄ヶ谷に行きたい。
急遽確認しなければいけない事が出て来た。
こういうのはいち早く終わらせたいタイプ。
商談を終わらせて飯をとっとと喰いたい。
しかも店も指定。
タカサゴだ。
どうしても喰いたい。
前回来てからもうゾッコンだ。
君に首ったけだ。
お前に夢中だ。
古い。
商談を終わらせて竹橋に向かう。
今日は珍獣と一緒。
珍獣にも素晴らしさを伝えておいた。
パレスサイドビルに到着。
地下駐車場に停めて上にあがる。
今日は時間もずれているので人が少ない。
でも俺は知っている。
タカサゴが通し営業だと言う事を。
ショーケースを見る。
今日は何個か札がひっくり返って売り切れだ。
でもあった！
ポークソテージャポネーゼ！
これを喰いに来たのだ。
珍獣も一応メニューを見ている。
お前こそ生姜焼き至上主義の牛肉レイシストだ。
絶対頼むだろ。
先ずは入店。
客は居ない。
俺等のみ。
昼の勘定を店主が数えている。
勿論ポークソテージャポネーゼをコール！
「ジャポネ一丁！」
「はい！」と厨房から返事が来た。
珍獣が「僕もそれを。」と言うと思ったら「カルボナーラ下さい！」と。
そう来たか。
「すみません！大盛り出来ますか？」
相当腹減ってんだな。
しかも別売りのコンソメスープ頼んだ。
あっ！言い忘れたけど、ここ普通盛りで相当なのが来るよ。
時既に遅し。
珍獣のカルボナーラ到着〜。
喰えるか聞いたら「大丈夫です。」と。
俺も量的には喰えるが、飽きるでしょ。
ペペロンチーノとたらこスパゲティなら３キロはいけるけど。
どうも量を見てマズいと感じたらしく、勢いで喰い始めた。
そして俺のジャポネ到着〜〜〜！
きゃぁ〜〜〜！これ絶対に美味い奴だわ！
でもここは我慢。
キャベツを片付ける。
このキャベツもシャキシャキで美味いな。
片付け終わったら肉を一欠片。
ナイフで切るともう肉感さえ分かる。
これは柔らかいぞ。
一口。
美〜〜味い！
来た来た！
人生一番が来た！
遂にはと屋越えが来た！
いやぁ〜〜上品！
でも味は下町。
米の量も肉の両も最高。
言う事無いわ〜〜〜。
なっ？珍獣？
返事が無い。
ただのしかばねの様だ。
横で即死寸前だった。
後少しが喰えなくて遠くを見つめている。
そんな珍獣に美味いから喰えと肉を１枚渡す。
嫌がらせだ。
でも喰ったら急に正気を取り戻した。
珍獣にとって生姜焼きは仙豆みたいなもんだ。
ハンバーグも食いたいしピラフも食いたいし！
ここは子供と来たい。
所っちゅう皇居で鯉に餌やってんで。
会計時に聞いたらもう土曜営業はやめたんだと。
残念〜〜〜！
でも俺が誰か連れて来るよ。
次回の予告先発はポークピカタです。