雷門 馬賊

バーチーと早々と営業に出る。
１３時には最後の客に行きたい。
そして商談して飯だ。
最後は青山一丁目。
バーチーが居るが、今日は魚ではない。
８年ほど前に連れて行った味芳斎だ。
ピーマンレバーを喰わせたら、虜になりその後家族で行ったと言っていた。
俺も常に喰いたい飯だ。
薬膳中華なのだが、薬膳感無し。
ほぼ素揚げのピーマンに良く揚げたレバー。
この辛味が素晴らしくど真ん中。
いつも脳内で味がリフレインする。
そんな時行こうとすると火曜か木曜。
ランチのピーマンレバーが月水金なのだ。
今日はまさに金曜日。
行ってみた。
目の前の枠に車を停められた！
ラッキー！
入店しようとしたら準備中！！！
只今１４時４５分。
１５分前に店じまいした・・・。
会社戻りつつ喰おう。
多分脳内が完全にピリ辛。
有った！
営業マンに優しい通し営業！
ピリ辛！
美味い！
馬賊が！
まさに金曜日にふさわしい飯だ！
こちらも目の前に駐車。
入店して座る前に坦々つけを注文。
大盛りはやめておこう。
今日は作ってあったらしく、１分で出てきた。
相変わらず素晴らしい色合いの無さ。
小麦の色と胡麻の色の２色。
手打ちの手延べなので切れ目が無い。
麺をつけ汁に入れようとすると、どこまで引っ張っても切れ目が無い。
馬賊慣れしている俺等は違う。
麺の直ぐ手前につけ汁を持って来る。
つけ汁に入った先端から啜り、ほぼオートメーションで喰って行くのだ。
こりゃ外国人は喰えんだろ。
この浅草の雷門と言う地なのに、外国人が喰っているのを見た事が無い。
今日も１分位で全て喰ってしまう。
ゆっくり喰おうと思っても、馬賊は美味過ぎて出来んわな〜。
いつも汁さえ残さず完飲するが、奥底のチャーシューだけ頂き泣く泣く汁を残した。
全部飲んでもそんなに血圧は上がらんだろ。
胡麻がメインだから行って来いのチャラだ。
今日は馬賊で満足だ。
でもピーマンレバーはまだ頭の中に。