浅草橋 ひさご

コロナ禍なのに忙しい。
綾瀬まで行くのでそこで飯喰おうと思ったら、その次に早くきてくれと。
その場所は門前仲町。
やった〜！弁慶で背脂たっぷり喰おう！と思ったら、店の前に縦列駐車でもたつくベンツが居て停められず。
結局浅草橋に。
今日も家まで歩いて帰る。
この歩いて帰るのには理由が三つある。
１、柔術道場が閉まっているために、運動不足解消の為に。
２、コロナ終息の暁に、次なる新規の店を探しに。
３、帰り道に何か食う為に。
ただ会社が１６時半に閉まるので、腹が減らずに毎回飲み屋街を見学してスルーしている。
今日こそはという事でひさごのそばにしてみた。
１５時半のひさご。
客は居ない。
しかも親父さんの時間だ。
親父さんの達筆で書かれた前向きな言葉。
浅草橋の相田みつをだ。
店に入り天ぷらそばを注文。
下を向いて作業していた親父が俺を見る。
「おう！」
この一言。
決して「いらっしゃいませ。」ではないこの親近感。
そばを作り始めるが「朝、保健所から連絡来てよ〜、マスクしてないって誰かにチクられたんだよ。」と。
強制力は無いらしく「してください」と言われただけだそうだ。
たまたま外したところを一見の客に見られてチクられたと。
嫌な世の中だな〜。
旧ソビエト時代のＫＧＢのやり口だわ〜。
ただその後も「阿部さんがよ〜・・・」
「プロ野球もよ〜〜・・・」と不満が沢山。
でも俺は不満がない。
何せ今日使った金はここだけ。
３６０円。
帰宅はもちろん徒歩。