渋谷 マレー・アジアン・クイジーン

今夜マレーシアから知り合いが来る。
息子がマレーシアで世話になっている家の息子と彼女だ。
日本語が堪能なので助かる。
こちとら日本語も片言だ。
かみさんが店を予約した。
まさかの青山。
全く用事の無い場所。
しかも子供の城のちょい先位。
電車で行くのが面倒だな〜。
と言う事で夕方まで事務仕事を済ませてからの、夜営業。
そのまま直帰パターンで。
千駄ヶ谷の商談が終わり、原宿の商談に。
そこから歩いて店まで。
早く着き過ぎた。
近所でコーヒーでも飲みながら、何喰えば良いかを考えよう。
何せ相手は初のイスラム教徒。
食事はハラール料理。
イスラム法で合法されている食事だ。
豚のゼラチン、ポークエキス、豚油を使ったら非合法。
そちらは非合法で非ハラール。
困った事に俺の体の殆どは豚の脂で出来ている。
何か喰える物は有るのか？
酒は飲めるのか？
そんな合流３０分前にかみさんから電話が。
もう付近に着いたと。
かみさん凄いな〜。
基本待ち合わせの時間に家を出ると言う時間にルーズ。
今日は奇跡が起きた。
店は２０時に予約なのでまだ３０分有る。
ではコーヒーでも。
そもそもムスリムはコーヒー飲めないと思っていたが、飲めるのね。
俺の勘違いだった。
コーヒー飲めないのはモルモン教だった。
自分が無宗派なので適当な記憶だ。
ちなみに無宗派では有るが、無臭ではない。
加齢臭派だ。
決してカレー臭派ではない。
店に着くと何だか賑やかだ。
あれ？
ハラール料理ってこんな感じなのか？
マレーシアかシンガポールかインドネシアっぽい人達が多数。
日本人も多数。
席に着きメニューを。
あれ？酒が有る。
豚肉こそ無いが肉料理多数。
しかもお馴染みのチキンライスや空芯菜の炒め物有る。
こりゃ安心だ。
俺は申し訳ないがビールを注文。
あれ？向うも酒頼んだ。
聞けばお婆さんの世代とかはまだお祈りの時間を守っているのだが、今の若者は大丈夫だそうだ。
ちなみに彼女も煙草吸うんだと。
俺の方が戒律に近いじゃないか。
味は想像出来たが、空芯菜のプラチャン炒めが美味しい。
想像を超えて美味い。
暑い国だから少し甘目。
これが良い。
後は出て来る肉料理が全て美味い。
そんじょそこらの日本食よりも美味い。
そして俺を残して皆で煙草を吸いに行った。
結構なフリースタイルじゃねぇか。
俺はその間にパタヤとボクシング揚げを頂く。
酒もおかわり。
こうして昼の調子悪さは何だったんだろうと言う、喰いっぷりと飲みっぷり。
マレーシアと胃袋と肝臓に万歳！