




支那そばの話をバーチーが問うてきた。
俺の支那そばNo. 1は間違いなく髙はしだ。
素晴らしく透き通ったスープ。
鶏ガラトンコツの旨味。
油の皮膜で冷めないスープ。
細い麺。
全てが完璧だ。
ただ一つだけ問題がる。
飯田橋に用事が無い。
通り道でも無い。
なので滅多に行けない。
そんな時は代替えで我慢。
四谷のこうやだ。
代替えと言いつつ、髙はしが修行した店だ。
でも正直髙はしが超えてしまっている。
それでもどちらも美味いので、今日はこうやで。
こうやの利点は確実に開いている事。
通し営業だ。
絶対に待たない。
店が半端なく広い。
強烈に涼しい点だ。
今日も車を停めて汗をかかないように歩いていく。
店に到着。
金曜の午後15時前。
まったりしている。
頼む物は一択。
支那そばだ。
雲呑麺も好きだが、熱くて喰えない。
スープが本当に熱いので全く雲呑の熱も下がり難い。
そして必ず口内を火傷する。
今日は醬蛋を追加で頼む。
醬蛋とは味玉だ。
今のラーメン屋には無い気味がカサカサのやつだ。
バーチーは
雲呑麺を注文。
こうやの熱さを味わうが良かろう。
注文から5分で到着。
いつもスープがヒタヒタだなので、丼が熱くて持てないのだ。
俺も高校生時代に中華屋でバイトしたが、熱々の丼を簡単に持てる方法がある。
丼の底と上を指で持つのだが、ここのは無理だ。
中国人のアルバイトが放り投げる様に丼を置き、熱そうに指先を擦っている。
いつもの様に最高に美味いスープを飲む。
熱くて飲めん。
煮えたぎっている。
50の親父がレンゲをフーフーして飲む。
あ〜〜美味いな〜〜〜!
なんと優しいんだ!
ネギと共にもう一度スープを啜る。
素晴らしい。
麺をすくってまたもやフーフーする。
かん水の味がする懐かしい麺。
これも美味いな〜〜〜〜。
チャーシューはまさに茹で豚。
これを喰いながら麺をすする。
醬蛋を喰って完了。
真夏に汗もかかずに喰える麺。
ここを喰うと髙はしを喰いたくなり、髙はしを喰うとこうやを喰いたくなる。
また明日にでも喰いたい麺。
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