三田 ラーメン二郎 三田本店

最近俺のテリトリーが変わった。
仕事で行くのが、青山一丁目と虎ノ門と南麻布が多くなって来た。
全て港区だ。
そして俺の地元だ。
はっきり言えば営業中に家で飯が喰える。
でもそれは嫌だ。
やっぱり外食に限る。
今日も南麻布で商談後、何を喰うか迷う。
家の近所のラーメン屋。
二郎本店しか無いじゃないか！
実は考える前に向かってましたが。
今日は時間がずれて空いていると思いきや、慶應の学生の修業時間に鉢合わせして中々の混雑。
でも知っている。
こいつ等はすこぶる喰うのが早い。
土曜は年齢層高いので並びが捌けるのが遅い。
さすがに２０歳前後は二郎すら丸呑みだ。
並んでいると俺の後ろの奴等が話している。
「あ〜。今日で二郎今週４回目だ。」
回数が常軌を逸している。
週４回二郎はヤバくないか？
聞けば朝を喰わずに昼過ぎに二郎を喰い、夜は腹が減らないので烏龍茶だけ飲むと。
何と言う節約術！
二郎は君等みたいな学生の為に有るんだな〜。と実感。
そして俺の番が来る。
何故か毎回高確率で、裏から回るカウンターの一番端の席。
今日も全く無駄な「食事の脂にこの一本。」
そして店から支給される「南アルプス水道水」
今日は店員の良い話が聞けた。
お客の１人が、マックのポテトが揚がった時に鳴る音を携帯の着信音に。
店員の１人が「これ聞いたらマック喰いたくなって来た！」と。
もう１人が「マックはジャンクだもんな〜。」
いやいや。二郎は世界一ジャンクですよ。
日本のマック創始者の藤田田も裸足で逃げ出しますよ。
そんな時に俺にコールが。
勿論本日もヤサイ・アブラ・カラメを注文。
お〜し！出てきた出てきた！
ひっくり返して麺から頂きます。
美味ぇっす。やっぱりこれだな。
カラメを頼むとヤサイが進む。
毎回マシマシにすれば良かったと思うのだが、絶対に全てを喰いきれなくなる。
俺の２つ隣は麺マシしている。
凄いな。
俺が半分喰い終わる頃には、ほぼ同時に来た俺の隣の学生が喰い終わる。
何と言う早さだ！
噛まなきゃ駄目だぞ！と言いたいが俺も噛んでない。
二郎を喰う学生には将来の希望が見える。
食欲と言う欲が有るからだ。
今の若い奴等は欲が無い。
今度会社の面接頼まれたら、二郎が好きか嫌いかで採用してみよう。