千束 ねぎどん

今日はどさ回り。
午前中に東日本橋と人形町。
午後は浅草と山谷。
会社のホワイトボードの行き先に「どさ回りって書いておいて。」と冗談で言ってみた。
女の子はどさ回りを知らなかった。
俺のハイレベルなウイットに富んだギャグも、通用しない世の中になってきた。
ボケておいて説明しなきゃいけない状況は、末代の恥だ。
地方巡業の事だが旅芸人の営業も指すらしい。
今日はぐるっと回ったら時間は１４時半。
天ぷら喰いたい。
たまにはねぎどんに行ってみよう。
都内の立ち喰い蕎麦屋で、車の駐車場を２台も完備しているのはここだけだろう。
今日は車が停まってない。
スライド扉を開けると客は１人。
おばちゃん達が「いらっしゃいませ！」と。
券売機前で何にするか迷う。
先ずは温かいそばで決定だ。
一昨日喰えなかったかき揚げに春菊も乗せてリベンジだ！
猛烈に腹減っているから梅のおにぎりも。
ここからはのんびり。
何せそばは茹で置きでは無い。
最初から茹でる。
勿論かき揚げも最初から作る。
春菊も然り。
カテゴリーでは立ち喰いそばだが、そんじょそこらの街の蕎麦屋よりちゃんと作っている。
おにぎりすら作り置きは無い。
一から握っている。
そして立ち喰いそばなのだが椅子が有る。
遂に到着！
超ボリューミ〜！
立ち喰いそばとは思えない素晴らしそば。
そして揚げたてサクサクの天ぷら。
これを惜しげも無く乗せる。
でも取りあえず乗せただけ。
天ぷらが半端無くデカい。
十分に汁に浸してシナシナにする。
その横からそばを取りだし啜る。
美味い！
ぬめり感が残るまさに茹でたて。
そしてざらついた表面。
汁は少し甘くて江戸そばでは無い。
この店も天ぷらが特筆出来る位美味い。
やはり揚げたてを喰えると言うのは、一番美味い状態の物だ。
天ぷらの注文生産する店には敵わない。
たまねぎ、長ネギ、人参だけの野菜かき揚げ。
これが噛むともの凄く甘い。
春菊天は揚げているので苦みは飛んでいるが、多少残る味が丁度良い。
最近春菊天にハマっているわ〜。
はっきり言っておにぎりは頼み過ぎた。
でも握り加減がおふくろが握ったのと似ていて、塩加減も丁度良い。
あ〜！美味い！
そして食い過ぎた！
やはりねぎどんは俺的立ち喰いそばランキングで１位だな〜。
喰っていると良く来るのが「ねぎどん食べに来たんですが、券売機にメニューが無いんですけど。」と店員に言う親父を良く見る。
ねぎどんは店名ですから！