浅草橋 夕煙

本日大出荷祭り。
荷物の量が半端無い。
出荷まで自分でやるのが会社のルール。
企画もする。
営業もする。
デザインもする。
見積もりもする。
受注もする。
仕様書も書く。
納品もする。
発送もする。
集金もする。
取り立てもする。
これは各営業が全て自分でする。
誰も助けてはくれない。
美人で巨乳なアシスタントも居ない。
全て１人でこなす。
楽しいよ。
１人でこなすって。
そんな個人商店の集まりの様な会社だが、結束は強い。
誰かが困れば助ける。
そんな社風だ。
俺のが一段落したら珍獣がトラブっていた。
送りの時間に間に合わないとヤバい物を、今頃袋詰めしている。
相変わらず段取り悪いな〜。
４階の会議室で作業しているので俺も合流。
中からウルフルズのええねんが聞こえる。
皆頑張ってんのかな〜と思ったら、スーパーイーグルさん１人。
急に悲しく見えた。
聞けば今日はチバザイルと飲みに行くので、早く終わらせたいらしい。
１７時になりチバザイルが来社。
部下も連れて。
その二人にも手伝わせる。
客の手も借りるこの図太さ。
さすがだな。
最後の方には人数も増えて６人でやったら、あっと言う間にに終わった。
俺も後で来いよと声を掛けられたので、自分の仕事が終わったら合流だ。
そうなのだ。
送る時間を優先にして皆手伝って、終わったら配置に戻る。
フォーメーションが出来上がっている。
ここから仕事をするが、２０分おきに電話が来る。
「まだ来ないの？」と。
遊びに関しては厳しいスーパーイーグルさん。
１時間後に終わらせて夕煙に。
初の夜の夕煙。
俺は生を頼み取りあえず乾杯〜！
喰い掛けのカスみたいな物しか残ってない。
トンガリと珍獣も到着。
全員揃ったのでここで肉を頼むと。
何だか凄い肉らしい。
Ａ５ランク。
自分の金じゃ絶対に喰えん。
何だか凄いのが来たよ〜。
先ずはチバザイルから。
笑った。
これは相当美味いんだぞ。
チバザイルの部下も喰う。
笑った。
笑う程美味いんだろう。
では俺もスーパーイーグルさんに続いて！
モグモグ。
こりゃ爆笑だわ。
何だこの肉？
こんな美味い肉有るのか？
沖縄のジャッキーステーキハウスよりも五反田のリベラよりもロスのローリーズよりも美味い。
美味過ぎる。
肉一欠片で米茶碗一杯喰える。
美味さが凝縮されている。
この店昼も美味いけど、夜は遥かに美味い。
俺はホルモンを頼んでみた。
シロコロだ。
これもレベルが違う。
何だこの甘みは？
やはり焼いてもらう店は、極限の美味さの状態で出て来る。
全然関係ないアヒージョを頼んでみたが、これも相当レベルが高い。
この店マジでヤバいな。
ここらで麺にシフト。
焼そばだ。
俺は袋麺のサッポロ一番ソース焼そば以外は認めない。
今日はアッサリ認めた。
お好み焼きも炒飯も全て高レベル。
こんな美味い物死ぬ程喰って、死ぬ程酒飲んで会社のおごり！
明日から不眠不休で頑張ります！