NO RICE NO LIFE

フランス料理、パスタ、スイーツ、一切無し!
女性リピーター率ゼロの飯ブログです。

2014年6月19日木曜日

日本堤 土手の伊勢屋

今日はお客さんと資材屋巡りの旅。
毎シーズン恒例のC社の面々。
先日神泉のたもいやんせで飲みまくった2人と、デザイナー1人。
この3人はグルメだ。
そんじょ其処らの店では駄目だ。
下請けさんを何件か回っている間にもどこにするか考える。
全然仕事の事は頭に無い。
今まで角萬、大和田、尾花、丸香、おやじ、なかや。
4人で台東区の北側で喰える美味い店・・・・。
伊勢屋かな?
でも混んでるかもしれないし、取りあえず候補だな。
後はリピートで大和田か尾花か?
12時過ぎに前を通ると待ちは7人程。
これなら早いぞ!
直ぐ近くの駐車場に停めて歩いて向かう。
もう周辺が胡麻油の良い匂いだ〜。
とんかつ屋で服が油臭くなると頭に来るが、天ぷら屋の胡麻油の匂いはむしろ付いて欲しい。
行列に並ぶ。
この暑さでも春物ならギリギリジャケットを羽織っていられる。
俺も暑さに強くなったもんだ。
昔はざるそば喰って大汗かいてたのに。
並んでいる人達は皆外装を撮りまくっている。
確かに風情が有る。
そりゃそうだ。
登録有形文化財だからな。
隣りの桜なべの中江も登録有形文化財だ。
登録有形文化財の現役の飲食店が2軒並んでいるのは日本中でもここだけではないか?
東京の飯屋で今も営業中の登録有形文化財は、直ぐ隣りの桜なべの中江、根津のはん亭、上荻のビストロ・オヂ、人形町のよし梅芳町亭、向島の割烹美家古、虎ノ門の砂場、浅草の神谷バー、千石の進開亭が有る。
俺の様な古い建物マニアにはたまらない。
建物の熟女好きと言う奴だ。
但しお城とか武家屋敷には気持ちが上がらない。
婆さんは駄目だと言う事だ。
文明開化から昭和初期位が一番良い。
実際その中で飯が喰えるなんて。
後3組目位で店員が注文を取りに来た。
滅多に来ないのでメニューを見る事も無く天丼ハとなめこ椀を注文。
その5分後に入店。
お〜!今日は初のお座敷だぜ!
一度ここに座ってみたかった。
木造建築はは落ち着くぜ〜。
しかも畳だ。
かなり狭い店内に20人程居るが、全然声がこもらない。
小さい声で話しても声が良く通る。
天井、欄間、時計。
全てが素晴らしい。
そして着丼。
完全にはみ出ている。
丼物では有り難いはみ出方。
むだ毛だったら有り難くないはみ出方。
先ずは天丼の蓋を取る。
そしてなめこ椀の蓋を取る。
用意はできた。
さぁ頂こう。
南瓜の天ぷらから。
口でとろける。
煮てから揚げているのか。
これからしてやられた。
続いて生姜の天ぷら。
生姜を揚げるとこんなに風味が増すのか?
もの凄い爽やかな生姜臭。
一瞬にして口の中がさっぱり。
初めてだが美味い。
ししとうも片付けた。
もう邪魔者は居ない。
先ずは穴子天にかぶりつく。
こりゃ美味い!
江戸前なのかな?
俺の大口でも喰いきるまで5口は掛かる。
いつも思うのだがこんなに美味いのだからあなご丼や穴子重が有っても良いと思うんだけど、蒲焼きには向いてないのかな?
逆にうなぎの天ぷらも聞かないな〜。
お次ぎはえび天を。
う〜ん。期待通りの美味さと食感。
最後にかき揚げ天を頂こうと思ったが、今回の唯一女性のトミーさんから穴子を半分食ってくれと。
お易い御用だ!
続いてえび天も一尾喰ってくれと。
今日の伊勢屋はお得感満載だぜ!
俺の残す所もかき揚げ天のみ。
芝えびと貝柱のかき揚げ。
ふと見ると皆箸が止まっている。
満腹らしい。
男性陣は無理矢理詰め込んだ感じで終了。
女性は少し残し。
俺は余裕で完食。
ざるそばならまだ喰える。
でも出来ればシエスタが欲しい。
直ぐ近所の山谷の簡易宿泊所で2時間程寝たい。
この後俺以外は満腹感でダレダレ。
車に乗る前の煙草の吸い方。
車の中でのまったり感。
完全に脱力している。
皆!俺みたいにいっぱい食べないとデカくならないよ!って男性2人は180オーバー。
何の因果関係もないな。

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