行きは最短ルートで15分。
帰りは一歩通行だらけで20分掛かる。
その帰りは隅田川沿いの万年橋通りという道。
途中に万年橋がある。
この道が永代通りから水戸街道まで行ける道。
国技館の前を通るので抜け道ともいえない道。
ここにある立ち喰いそば。
芭蕉そば。
松尾芭蕉がおくのほそ道の旅を始めた地だ。
たまに立ち寄るのだが今日こそ調べたい事が有る。
春菊天の美味さについてだ。
何気なく数度ここで春菊天そばを喰った。
他の店と全く違うのだ。
春菊天の味が。
どこでも味わった事の無い風味がするのだ。
それを今日は確かめに。
店の前に路駐。
今日の先客はタクシー運転手。
確実にタクシー運転手狙いの店。
駅は近所にない。
一番近所で清澄白河。
それも出来てたいして経っていない。
10代からこの道使ってたので有ったのは覚えている。
よくぞ現在まで生き残った。
今日は春菊天そばといなり1個。
テレビはワイドショー。
タクシー運転手はガン見しながら手元も見ずにそばを啜っている。
不特定多数の客を乗せ、更にコロナ。
大変だよな〜。
バブル真っ盛りの運転手時代に仲間がタクシー運転手になったが、都内だけで1日600キロ走ると言って嘆いていたのを思い出した。
そりゃ腰痛めるわ。
俺も続けてたら腰は痛めるわ歯は無いわ、嫁さんも家族も無くエクストリームぼっちで無縁仏になってたな。
そばが到着。
ここは生蕎麦を茹でるのでやや時間がかかる。
でも生から茹でるなら何分でも待つ。
そして今日こそ確かめたい春菊天が来た。
withいなりだ。
金は勿論先払い。
基本食券ではない蕎麦屋はオール現金ニコニコ払い。
汁を啜る。
ここも美味いんだよな〜〜。
もろ下町なのに甘めの味で薄い色。
これがすこぶる上品。
そばはやや蕎麦殻が残るコシのあるそば。
これも美味いのよね〜。
そして春菊に取り掛かる。
ちょうど汁で柔らかくなってきた。
いつも思うのだが、ここの春菊天は衣がない。
ほぼ素揚げだ。
この不思議にも迫る。
一口かじる。
口の中で広がるこの風味。
確実に春菊と何かが・・・・。
あっ!春菊天に生のり混ぜてあるな!
これがここの春菊天の美味さだ!
海苔だと思ったらこれまたすごい風味が増してきた。
これ半端なく美味いぞ。
これで家で茹でたそば喰ったら半端ないだろうな。
コロナのお陰で持ち帰りもやっている。
次回タッパ持って来よう!
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