もう迷わずにひさごに。
ほぼ17時なので親父さんのパート。
親父さんは通称「はっちゃん」
俺は年下なので口が裂けても言えない。
年功序列だ。
店に入ると「おう!」
俺には「いらっしゃいませ!」と言った事がない。
たまに下向いたまま作業してて「いらっしゃいませ」と言った後に顔見て「おう!」と言われる。
本当に気さくな江戸っ子だ。
「何する?」
これは注文を取っているのだ。
天ぷらそばを告げると「冷たいので良いのか?」と。
そして徐に作り始める。
冷やしの汁はキンキンに冷やしてある。
そこに乗る天ぷら。
これが他では味わえない美味さ。
具は特に無い。
桜エビが少々。
でも美味いのだ。
今日のそばはコシが半端ない。
喰っていると包丁研ぎがきた。
すぐ近所の砥石屋の森平の人だ。
ここは研ぎもやってくれる。
何度かタモリ倶楽部に出ているのを見た。
親父さんも地元。
森平の人も地元。
多分昔から知っている間柄。
俺から見ると喧嘩している様にしか見えない。
最高に言葉は悪いがでもお互い愛嬌がある。
森平が帰りまた静けさが。
俺も喰い終わり帰ろうとすると、カウンターに昔の浅草橋近辺の写真集が。
それ見てたら色々と浅草橋近辺の昔話をしてくれた。
しかも約10分。
情報が面白いな。
記憶力も相当良い。
370円で得した気分。
夏はひさごの冷やしに限る。
時間も人が居ない時が最高だ。
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