内神田 香川 一福

飯を喰いそびれて既に１４時。

しかもこれから代々木公園駅まで行かなきゃならん。

面倒ではないがしんどいな。

そんな時にメシア現れる！

バーチーがこれから代々木上原に行くと。

乗っけてけよ！

メシアに命令口調で言ってみる。

そそくさと乗せてもらい、客先まで。

俺のは無事終了。

バーチーも終了。

会社に戻る。

それにしても腹が減った。

バーチーに聞くと昼飯はもう喰ったと。

そりゃそうだよな。

今日は残業確定なので、飯は喰っておきたい。

バーチーに神田の一福前に車をつけてもらう。

秒で啜ってくるから待っていてくれと。

一福は営業の帰り道に必ず通る。

しかも通し営業。

ありがたいのだが、ここに行き着く頃には大体飯を喰っている。

久々だな〜〜。

入店。

客は１名だけ。

この広い店内に２人か・・・・。

何にしようかな。

今日はかけの中にかき揚げとおあげを！

閑散とした店内。

確かに神田に人は少ない。

世の飲食店は大変だな。

飯到着。

かき揚げでけぇ〜〜！

そして分厚いな〜〜。

おあげもデカい！

開店直後に来て以来の一福なので期待が高まる。

透き通った汁を飲む。

こりゃ改めて美味い！

昆布と鯖節らしいが、数あるうどん屋で一番出汁が出ている。

旨味成分の塊だわ。

うどんを一口。

こちらは伸びのあるコシを謳い文句にしているので、他店ほど硬くない。

俺はもう軟い方が好きだ。

硬くても何の得もない。

早く出てくるぐらいだろう。

かき揚げを乗せてみる。

喰い方が非常に難しい。

下から汁を吸わせる戦法にしてみるが、辛抱たまらん。

上から齧りつく。

サクサクだわ〜〜。

玉ねぎの甘味と小エビのプリプリ感。

素晴らしのが、少しだけ入っている春菊が飲み込む途中で口の中で香る。

おあげは柔らかく、軽く揚げた豆腐を喰っている感じ。

香川のおあげはどこで喰っても美味い。

家でつまみでおあげ喰いたいな。

こんな近くにこんな美味くていつもやっているうどん屋が有る事を忘れていた。

店を出ると１０分経過。

よく噛むのも忘れていた。