俺の様な低級国民にいつも声をかけてくれる。
ハイブランドに勤めている人は心も豊かだ。
怒ったことあるのか?
そのぐらい悠長だ。
お陰で俺も心が豊かになれた。
14時からの商談で30分で終了。
飯だ!飯だ!
今日は午前中から余裕があり下調べ出来た。
マーブルと言うカレー屋だ。
今日の昼に会社の奴らが浅草橋でカレーを食べに行った。
俺はそれを見届けていた。
そして戻る前に俺は営業に出た。
多分それに感化されたっぽい。
いつも銀座の商談は電車で来る。
有楽町で降りて歩くのが一番早い。
店は駅前のビルの地下飲食街。
昔はこういったビルが一杯有ったわな〜。
なんだか懐かしいや。
店を発見。
カウンターに座る。
インド人らしき女性と日本人店主。
目の前のメニューを見る。
こりゃ一択だ。
ラムカレー下さい!
カレー屋に来たら必ずラムかマトンと決めている。
この肉の旨味が一番引き出せるからだ。
結構皆羊肉は遠慮する。
40過ぎてからマトンにハマり、今じゃ大好物。
ただ世間の認知度は相変わらず低く、会社でも喰いに行く奴がいない。
カレーは20秒で到着。
こりゃシンプルだわ〜〜。
やや大雑把に切られた千切りキャベツ。
その下に米がてんこ盛り。
ルーの中は肉が確認できるが、具は溶けているようだ。
福神漬けもご時世的なのか先乗せ。
キャベツから片付ける。
すでにドレッシングはかかっている。
かなり歯応えのあるキャベツで顎が疲れる。
でもご安心を。
カレーは飲み物だ。
ウガンダ・トラもこれが名言になるとは思っていなかっただろうに。南無〜。
カレーをいただく。
中辛の粘度高めの欧風カレー。
ラムは柔らかくトロトロ。
臭みも全くない。
やや臭いぐらいが好きなのだが。
米の炊き方はまさにカレー用。
やや硬く炊き上げた米がルーとよく合う。
美味いんだけど具無しカレーはマジで飲んでしまう。
今だに味わうって事を知らない50代。
あと20年生きれたらどうせ流動食。
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