神田佐久間町 とんとん亭

遂に万策尽きた。

何も喰う所が無い。

甘えん坊将軍と珍獣等と、取りあえず三井記念病院方面に行こうと。

俺は味噌煮込みうどんの山本屋総本家気分。

真夏なら並ばずに喰えるのだが、こうも涼しくなると喰う奴が多く混んでいる。

表３名待ち。

と言う事は中に３名位か。

やはり駄目だった。

次々！

急にとんとん亭を思い出した。

俺が東のこづちと命名した店。

女性客率２％。

メニューは豊富だが茶色い喰い物しか無い。

彩り全く無視。

ここからなら近い。

もう歩きたく無い。

体が交通事故にあったかの様な筋肉痛なのだ。

昨日久々に梅が丘の道場に呼ばれて行った。

たまには顔を出せと言う事だ。

打撃のジムなのだが、柔術やり始めてからはグローブもミットも持っていない。

ここでやるのはグラップリングのみ。

でも柔術着を持って行ったので、子供達に柔道を教えている師範と寝技をやった。

殺された。

その後、ＺＳＴに出ている総合格闘技の子とも３分１ラウンドで３ラウンド程。

１０回位タップしたわ。

そのお陰で全身筋肉痛だ。

リアネイキッドチョークを絶えたせいか、顎も筋肉痛。

翌日に筋肉痛になるだけまだマシか。

ロボコップの様な歩き方でとんとん亭に。

直ぐに入れた。

２人とも始めてだったらしい。意外だ。

今日は焼肉とメンチのセットにしてみた。

回転率がすこぶる良い。

先ずメニューを見てそんなに悩まない。

もの凄い豊富なメニューに感じるが、実は同じ物の組み合わせ違い。

毎回確実に焼肉を軸にして何かを選ぶ。

そう。

ここには焼肉を食いに来ているのだ。

こづちなんかと同じで、焼肉と言う名なのだが焼かずに煮てある。

これがプルンプルンで美味いのである。

そして何よりも特化した物が米だ。

米が半端無く美味い。

親父さん曰く、良い米を使っていると言っていた。

そして味噌汁もシジミでこれが又何とも美味い！

この日本人の主食である２品が美味くて、おかずが不味い訳が無い。

今日も手際の良いホールと厨房。

おかずが出来る少し前に米をよそう。

ほぼおかず出来上がりと同着で。

そして配膳。

これだよこれ！

学生が喰いそうな飯だ！

貧乏性なので肉一欠片で米をゴッソリと。

う〜美味い！肉の塩っぱみと米の甘みが口の中で融合。

米が口の中で、パラパラと解れる位の固さが好みだ。

甘えん坊将軍は焼肉と唐揚げのセット。

俺が「米美味いだろ？」と聞くと「味噌汁も滅茶滅茶美味いです。こづちですね〜。」と。

言わなくても分かってらっしゃる。