歌舞伎町 上海小吃

遂に来た！
某帽子ブランドのデザイナー３人と歌舞伎町の上海小吃へ！
稀にこのブログに出て来るラ〜ハ〜さん（ＺＫＮ）とＴＡＭさんとＲＩＹさんだ。
アルファベットは仕事上のコードネームみたいなもんだ。
予約時から良い感じだった。
俺「予約したいんですけど」
店「いつアルカ？」
俺「２７日の１９時半です。」
店「何名アルカ？」
俺「４名です。」
店「名前言うアルネ。」
俺「早起き三太郎です。」
店「分かったアルネ」
店「・・・・・」
俺「電話番号言いますね？」
店「別に必要ないアルヨ！」
何の為の予約か分からない。
来ても来なくても良いんだな。
まぁ行くけどね。
今日は営業も有ったので１９時に原宿の某帽子会社に。
営業を済ませたら、逃げる様に３人と共に会社を後にする。
原宿から新宿に。
全然人の層が違う。
原宿は子供ばかり。
新宿はイカレポンチばかり。
特に店の周辺である歌舞伎町の北部、風林会館そばはイカレてる。
そんな風俗情報店の路地の隙間に上海小吃は有る。
入り口の横にカードが。
何だこりゃ？
意味が分からん。
意を決してドアを開ける。
店に入ると満席。
皆こちらを振り向く。
不気味だ。
店員は俺が見えてないかの如く無視。
強引に声を掛ける。
奥から日本語が出来る奴が出てきた。
店「何名アルカ？」
俺「４名で予約したんだけど。」
店「こっちアルネ。」
やはり名前すら確認しない。
意味の無い予約だったのか？
飯を喰うのは隣りの２階。
店員は「二丁目」と呼んでいた。
階段の段が頭の中で思っていたより高く、全員がつまずく。
２階に上がるに連れて激しくなる中国臭。
中国出張時に必ず入るローカル店の匂いだ。
２階には席が２つ。
俺等は手前の４人掛け。
ちゃんと用意されていたみたいだ。
隣には無数に並べられたコップ。
壁にはマジックミラーっぽい鏡。
何故かタイ舞踏の人形２体。
壁には何故か「ＨＡＰＰＹ　ＢＩＲＴＨＤＡＹ」の飾り。
これはヤバい。
店員が荷物を置く所を指示した。
棚になっているが釘が出ている。
完全なるブービートラップ。
帰りにサッと取ったら引き裂くな。
何とか席に着きメニューを見る。
半端無い品数。
写真付きだが、全く味の想像がつかない物ばかり。
前の方のおすすめメニューから見て、徐々に後ろに。
ヤバいページが有る。
ゲテモノばかりのページ。
豚脳みそ、犬、鳩、蛙、兎、蠍、蜂の子。
誰が喰うんだよこんな物。
興味本位で頼むんだろうな〜。
紅一点のデザイナーの女の子が蜂の子に興味を示している。
駄目。頼まないで。普通ので。
先ずはスペアリブの甘酢煮。
蛤の甘辛炒め。
そして何と言っても蟹。
今日は酔っぱらい蟹。
海老の炒め。
上海蒸し鶏。
この辺で注文ヤメ。
生ビールと３っつと日本酒を１つで。
スペアーリブが来た。
真っ黒。
彩りは全く無い。
今日の最初だ！期待を込めて。
美味い！
黒酢の酢加減が素晴らしい！
肉は柔らかいし文句無しだ。
お次ぎに酔っぱらい蟹。
上海蟹の白酒に漬けたもの。
白酒（バイチュー）は中国行くと飲むが、かなり強いが中々美味い酒だ。
その酒に生きたまま漬けられる。
まさに酔っぱらい蟹。
これも美味い！
中国で喰う上海蟹より数倍美味い！
白酒に漬かり溶けてしまっている身と味噌。
これを前肺活量を使い吸い取る。
身が溶けていて美味いな〜。
素晴らしいの一言だ。
皆１匹丸々喰った。
続いて来た蛤の甘辛炒め。
汁が美味そうなので貝にヒタヒタに入れて身と一緒に喰う。
素晴らしいわ。
何だこのソースは？
料理長に挨拶したいんで読んで来い！ってレベルだ。
しかもこのタレと共に揚げパンを喰う。
喧嘩にならない様に細かく切ってある。
給食の揚げパンの砂糖無しみたいな奴だ。
喰ってみたら肉まんの皮だけを揚げた感じ。
半端無く美味い。
そしてタレにつけて一口。
お〜〜〜〜！キタ〜〜〜〜〜！
全員で飛び上がってハイタッチ！をしたくなる美味さ！
これは癖になるわ〜。
海老の炒めも到着。
これは味の想像がつく。
プリプリの海老が塩味のあんで絡まれている。
俺が大好きな一品だ。
最初の注文の最後のメニューの上海蒸し鶏が到着。
中国に行くと必ず喰う。
多分中国のどこに行ってもどの店に入っても必ず有るメニュー。
鶏自体は味が無いので、タレが全てを司る。
ハイ！ここの最高！
今までの中国で喰ったのを越えた。
ここで一段落。
さっきから階段を上がって来て、中を見回し首を捻って帰る奴多数。
何だ？何と勘違いしてんだ？
店員は飯を持って来る時に必ず足でドアを開ける。
引き戸のドアをだ。
帰りも足で閉める。
閉め切らないと諦めて半開きで帰る。
素晴らしい。
まさに中国を味わえる店だ。
ここで腹減りのラ〜ハ〜さんが上海野菜チャーハンを注文。
まさかの土鍋で来た。
味は今まで喰った事の無いチャーハン。
どちらかと言うと釜飯に近い。
美味いね〜。
大豆苗も追加。
追加と言うか最初に頼んだが多分発注ミスだろう。
後で頼んだら直ぐ来た。
豆苗は良く喰うが、大豆苗は初めてだ。
やはり青菜は塩味に限る。
最後に俺のわがままでとりあしを注文。
期待通りの見た目の物が来た。
先ずはかぶりつく。
他の３人も躊躇無くかぶりつく。
美味いね〜。
期待通り。
あれ？辛っ！めっちゃ辛っ！
昔蘇州の汚い店で喰ったのと同じ辛さだ。
でも癖になる。
二本目で慣れたのでここからビール量産。
やっぱり中華最高峰はとりあしだ。
俺がとりあしに舌鼓を打っていると、３人は揚げパンのおかわりを注文。
確かにこりゃ美味い。
最高の中華料理屋を見つけた。
しかも道場から近い。
ヤバい。
こんな美味い店が行動範囲内に有ると困る。
足繁く通う事になりそうだな。