日本橋蠣殻町 来々軒

今日は昼に水天宮に。
下請けさんに物を届けに来た。
優しく見えるかもしれないが、昨日送り忘れたので。
物を届けてとっとと帰ろうとも思った。
でも帰ればまた浅草橋。
たまにはこの近所で飯でも。
雨が降っている上に、時折晴れやがるので暑い！
どちらかにして欲しいわ。
暑いのも嫌だし、傘を持つのも嫌。
面倒な季節だわ。
歩き回るのも面倒なので近所で飯に。
この界隈で一番混んでいる店。
来々軒だ。
１回目に前を通り過ぎると表に１０人。
皆男。
２回目に通ると一気に掃けていた。
では今日はここで。
久し振りの今日で２回目。
前回もその下請けさんに来た時だった。
前回喰ったのは肉入りチャーハン。
もの凄く美味かった。
今日はねぇ〜・・・中華丼で！
もう既に中華丼を訪ねて三千里。
俺の大好きだった、白金の長楽亭の中華丼には未だ出会えない。
ちなみに似たのも無い。
逆に中華丼と言うメニューで皆、創作しまくっている事が分かった。
ルールも無ければ入れる物も決まってない。
親父の感性と長年の勘で作られる。
そんなくじの様な中華丼が大好きだ。
この店の店主はどちらか分からんが、仕切っている２人の親父さん。
歳にして７０歳ぐらいかな〜。
２人で分担して、暑い厨房で黙々と作っている。
スープが来た。
嬉しい中華スープ。
中華丼で味噌汁が来るとガッカリする。
スープを一口。
う〜む！ラーメン期待出来んじゃないの？
中々に美味い。
そして中華丼到着〜。
色が薄いな。
俺の求めているゲソ入りではなかった。
ゲソどころか肉も見当たんない。
かまぼことなるとがもの凄く主張している。
先ずは一口。
あら〜美味ぇ〜〜！
見た目と違い味がしっかりと付いている。
むしろやや濃いかもしれん。
甘みは無くスープでとじたあんかけだ。
米と喰うと美味さ倍増。
２口目で気付いた。
米の量が半端無い。
そういえば前回の肉入りチャーハンも、大盛りにして瀕死の重傷になったのを思い出した。
良く噛む派の俺としてはこれはキツい。
かなりキツい。
でも美味いのでいける。
こうして今日も俺の中華丼には会えなかった。
でも美味い中華丼をどんどん見つけられて楽しい。
俺の中華丼の旅、残り2980里。
長い。