






もうかれこれこれを22年続けている。
毎年この日のために働いているようなものだ。
仕事は好きだが休みたい。
休みたいけど仕事は好き。
騙し騙し生きてきている。
さぁ!
今年も会社の計らいで、昼からうな重だぜ!
ありがたい事に最終日も年末っぽいバタバタは無い。
朝から大掃除に明け暮れて、気がつけば昼。
全員で近所のなかやに移動。
うひょ〜〜!
本日貸し切りだぜ〜〜!
毎年恒例になっているうなぎ。
この為に俺らは命を削り仕事をしていると言っても過言では無い。
全員で座敷に。
そして大盛りか否かを各自確認。
うなぎを大盛にしない女子は分かるが、男子は人生の半分損しているようなもんだ。
うなぎ供養のため、盛大に盛り付けしてもらわねばいかん。
お茶をすすりながら待つ。
漬物を喰いたいのだが、うなぎと喰うと格別な事が分かっているので手が出せん。
特に奈良漬は最高の味。
ここは我慢で。
すぐに戦いに臨めるように、七味だけ軽くかけておく。
肝吸いも到着。
いよいよ!
はい!到着〜〜〜!
蓋をゆっくりと開ける・・・・・。
お〜〜〜!
お前と会いたかったんだよ〜〜!
子供の頃は散々喰ったうなぎ。
世の中のうなぎは猛烈なインフレで、俺の財布はスパイラルでは無い急転直下のデフレ。
自分の金で喰えるはずもない。
箸を刺す。
フカフカだ〜〜〜。
米と共に口に入れる。
フワフワだ〜〜〜。
今年一年分の苦労がこのフワフワで解消される。
働いててよかった〜。
こうして来年もまた頑張れる。
うなぎでやる気スイッチの入る社員達。
俺を含めて単純。
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