歌舞伎町 カミヤ

今夜も柔術だ。

と言うかほぼ無理矢理来た。

火曜の２１時からはビギナークラスだ。

本当はレギュラークラスでガンガンスパーリングして、体力つけなければいかんのだがな〜。

まぁ親父がほざいてもしゃ〜ない。

今日はこの時間を楽しもう。

早めに道場に着いた。

前のレギュラークラスのメンバーが技練したり、スパーリングしたりしている。

ふと奥を見ると、あっ！あの男だ！

カミヤをリスペクトし、カミヤをこよなく愛す先日茶帯になったケンタローさんだ！

ケンタローと言っても料理家ではない。

柔術家だ。

向こうも俺を見つけて近づいて来た。

俺「茶帯おめでとうございます。お祝いに近日カミヤでも行きましょうよ。」

ケンタロー「今日行きましょうよ。」

俺「えっ！？わ、わかりました。」

と言う事で１時間の練習を終えてシャワーを。

どこのカミヤかと聞くと歌舞伎町のど真ん中に有ると。

全然知らなかった。

柔術をやる４０歳オーバーはドランク柔術家が多い。

練習して飲みに行くのだ。

そんなメンバーとよく来ていたらしい。

店にたどり着くまで半端無いぽん引きの数。

「二名様！良い子居ますよ！」

「どうですか！キャバクラ！」

「カミヤなんて貧乏臭いとこやめて、キャバクラにしましょうよ！」

こちとらアパレルの綺麗所と散々商談して来たんじゃ！何が悲しくてまた女と話さにゃいかんのだ！しかも金払って気を使って！

と言う事でカミヤに到着。

うわぁ〜〜。何だこの店〜。

久し振りのかなりの古びた感じだな〜。

ケンタローさんが入るや店員達が「おうっ！久し振り！」と。

相当来てたんだな。

取り敢えず生ビールで乾杯。

飯はケンタローさんにお任せ。

出てきた出てきた！

１本７０円のもつ焼きが。

美味い。

カミヤの焼きとんはばらし方が美味いのか

、カシラなんかは脂を感じない。

そしてレバ刺しとガツ刺し。

青いニンニクが小皿に。

そこに醤油を垂らして。

串が有るのでこれで刺してタレに。

美味い。ガツも美味いが特にレバ刺しが秀でてる。

今捌いた感じだ。

でも喰い辛い。

箸にしよう。

え〜っと、箸、箸と。

あっ！箸が無い！

いろんな店に行ったが箸が無い店は始めてだ。

これぞ焼きとん屋！

ホッピーの中がヤバいとは聞いていたが、俺も中３杯目で記憶が大分なくなっていた。

今日も練習以上のカロリー摂取。

駄目だこりゃ〜。