酒を飲みましょうと。
祝龍、ブクロの鉄人と俺が定期的に呼び出される。
今回ブクロの鉄人は肩の不調により不参加。
あんなに鉄人だったのに・・・。
今夜は3人で飯。
指定されたのは三宿の寿司屋。
住所調べたら住宅街のど真ん中。
凄い所にある店だな。
取り敢えず店に向かうが既に出遅れた。
店に19時集合だったが、20分遅れる旨を連絡。
池尻大橋で降りてテクテクと。
どんどん人気のない暗い住宅街に。
有った!
お洒落な店だこと。
恐る恐る扉を開ける。
「いらっしゃいませ〜!」と威勢のいい挨拶に会釈。
カウンターだけの10席。
奥に先にお塩先生と祝龍が。
席に着くとますは飲み物を聞かれる。
ハイボールを。
先付けから刺身が出てきた。
先ずは何の集まりだか分からんが乾杯!
ここでやっと汗が引いてきた。
鮪 中トロ・鰯。
美味っ!
何だこのお上品な脂は。
そりゃ子供と行く回転寿司とは全然違うよな。
お次に煮蛸・春子・煮鮑だ。
春子とは真鯛などの稚魚。
これも初めてだが素晴らしいお味。
もちろん煮蛸も煮鮑も頬が落ちる美味さ。
そして何よりも手間かけていると思ったのがガリ。
かなり角張ったガリでこれがとてつもなく美味い。
この年で本当のガリをいただいたな。
お酒を追加したところで握りに入った。
江戸前寿司なので醤油はすでに塗ってある。
もうこれが美味いのなんのって。
親子と思われる職人さん2人の話が素晴らしい。
話の内容も面白いが、営業マンとして見るととにかく客の話を最後までよく聞き、それに対して素晴らしい受け答え。
上手く次の話も聞き出している。
出過ぎず引っ込ま過ぎず。
営業の基本だ。
これに寿司の腕があればお客は必然と来るだろうな。
こんな住宅街でも。
寿司が美味過ぎて忘れがちだが、お塩先生に今日呼び出されたのは会社の愚痴で転職したいと言う叫びを俺らに伝えにきたのであった。
予想はしていたけど。
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