浅草橋 カミヤ

あっ！今日の夜は家に飯が無いんだ！
酒飲みが全然居ないな〜。
バーチーもボブもとっとと帰りやがった。
珍獣は生意気にも婚約中で誘い辛い。
居た。
もうかれこれ十数年の酒飲み後輩。
甘えん坊将軍が。
でもこいつも嫁さん大事にするんで、飯が有れば絶対に来ない。
何とか精神的に飲みたい様にしてやろう。
「あぁあ〜〜金宮飲みたいな〜カミヤで。」
「あぁあ〜〜金宮飲みたいな〜カミヤで。」
「あぁあ〜〜金宮飲みたいな〜カミヤで。」
行く事になった。
魔法の言葉は素晴らしい。
店に着くと１階が混雑。
でも上は空いている様だ。
上がってみたら客が少ねぇ〜。
月曜日はやはり飲まんのね。
席につき金宮を一升瓶でボトルキープ。
憧れの金宮だ〜。
浅草橋で金宮を飲める店が少ないので嬉しい限り。
これで口実が出来たので、カミヤ通いだ。
俺はいつものシロとテッポウを。
本当にこれだけで良い。
こんなに美味い物は無い。
でも忘れてた！！
ハツモトもお願い！
更に忘れてた！
カシラの素焼きも！
金宮到着で甘えん坊将軍が作ってくれた。
かなり濃いめを。
では乾杯〜〜〜！
あ〜〜何とも染みる味。
スッキリとした飲み口。
甲類でこんなに翌日何も残らない焼酎は無い。
美味過ぎて無尽蔵に飲んでしまう。
焼き物がどんどん来る。
素焼きは何もつけないで頂く。
豚の面が焼きだけで十分美味い。
醤油なんて要らんよ。
大好物のシロも来た。
俺のタレ理論を皆納得してくれて、最近焼き鳥屋に行くと、皆タレを頼む。
タレこそ焼き鳥だ。
塩を喰う奴は通ぶっているだけだ！って言う勝手な理論に基づいている。
カミヤのタレは良い感じの粘度。
甘くも有り塩っぱくも有る。
途中で気付いた。
俺金が３０００円しか無かった。
甘えん坊将軍も４０００円しか無いと。
ボトル３９００円だからな〜。
お会計は７１２０円。
かつあげにあった時用の隠し金から１２０円出してザッツオール！
やはり酒は月曜飲み。
焼き鳥はタレで。