俺はそうでもないが、かみさんが散財したくてしょうがない様だ。
いつの間にかユニバーサルスタジオを予約していた。
しかも2泊3日の大阪の旅。
大阪は4年前の出張以来。
まぁ〜〜とにかく楽しみだ。
ユニバではない。
飯がだ。
子供たちの学校が終わったら即品川駅に。
のぞみで新大阪に。
そこからあっという間のユニバーサルシティ駅。
大阪のユニバは4回目。
ユニバーサルスタジオハリウッド1回とユニバーサルスタジオシンガポールも1回。
実は大好きなのだ。
子供だと思うだろ?
違う。
ディズニーランドは嫌いなのだ。
そこには拘りがある。
ホテル到着。
ユニバは明日から。
おいおい!ゆっくりしてらんねえぞ!
飯行こうぜ飯に!
美味い所連れてってやるよ!
何も知らない家族4人。
俺について来る。
降りる駅は天満。
今日はどうしても大阪の串カツを喰わせたい。
天満駅の北口で降りて狭い路地を闊歩。
大阪も緊急事態宣言が明けて人が多い。
俺の記憶で確かこっちだ。
あった!ここだよ!
家族の見る俺への不信感。
超絶飲み屋の七福神。
全席カウンター。
しかも満席。
店員に5名を告げる。
「ちょっとここで待っててくださいね〜。」と丸椅子を狭いアーケードに出されて座る家族5人。
店員が「頼んでもらえればここでもお出ししますよ。」と。
道だけど。
息子がため息をつき一言「お父さんらしい店だわ・・・」
それは褒め言葉か貶しているのか?
その時丁度席が空き、カウンターを5人並びで着席!
5分待たなかった!
今日は揚げている目の前。
「はい!どんどん頼めよ!」と壁のメニューを指差す。
俺はどて焼きが喰いたい。
娘はおでんが食べたいと。
鍋を指差し「しらたき食べたい。」と。
違うのよ。
それは関東での呼び方。
関西は糸こんにゃくなのよ。
息子は豪快に頼む。
「玉ねぎとカマンベールチーズとアスパラとチューリップ2本ずつ下さい!」
俺は酎ハイを。
ここのは実に良い酒を出してくれる。
家族5人連れを座らせてくれた事に感謝して、飲みまくってやるぞ!
お前らも喰いまくれよ!
どて焼きがすぐに来た。
これだよこれ!
東京に無いメニュー。
一口。
美味ぇ〜〜!最高のどて焼きじゃんか!
子供達にも喰わせてみる。
でも信頼感を失っている父親が差し出すものを、歯の先で少しだけ噛みちぎろうとしている。
一切れ喰いなよ。
意を決して食べる長女。
「美味しい!」と。
次女はジャガイモの串揚げを頼んで、先に来た糸こんにゃくを食べている。
俺も串揚げだ!
キスとハモとすじカツと紅生姜ください!
息子の玉ねぎが来て一口食べたら「美味ぇ〜〜!」を連呼。
そうだろそうだろ。
しかもお前も玉ねぎ好きか。
血は争えんな。
かみさんもアスパラや玉ねぎを食べて美味しいと言っている。
やっと信頼を取り戻した。
息子は次々に頼んでは喰い、玉ねぎ4串目。
タネも美味いがソースが相当気に入ったと。
次女はおでんの糸こんにゃくだけでもう10個は頼んでいる。
その合間にじゃがいもをもう4個目。
かみさん以外全員B型なんで、飯が偏っている。
俺もえび大を頼む。
串入れは相当満タンだ。
もう何本喰ってるんだ?
俺も既に酎ハイ8杯目。
息子は〆にニンニク唐揚げを喰いたいと。
〆に揚げてもらう。
いやぁ〜腹いっぱい!
息子が俺の数倍喰っている。
しかもこいつもコーラ何杯目だ?
ニンニクを丸ごと揚げたのが来た。
明日の事なんか何も考えてない。
良いな〜〜高校生は。
むしゃむしゃニンニクを喰っている。
完食したのでお会計を。
さぞかし店に貢献した事だろう。
家族5人で喰いまくって12000円!
1人2000円代かよ。
これは申し訳ない。
家族連れでも気さくな関西の店の人達。
どこから来たのかとか色々話して子供たちにも気を遣ってくれた。
大阪の食文化は値段と味と話だ。
つくづく良い店だわ。
子供たちが大きくなって、エンゲル係数上がったらまた来ます!
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