白金 芝松

今日は地元の忘年会。

地元と言っても３人だけ。

Ｈ社のＦ部長とはつね。

いっぱい誘うと面倒なので３人だけで。

もう小学１年生からずっと遊んでいる。

更に全員兄貴が２つ上にいて、それも同級生。

兄貴が同級生という仲間が他にも１０人ぐらい居た。

でも皆バブルの時の地上げで居なくなった。

もうこの土地に住んでいる同級生は希少種だ。

そんな今日は芝松に。

物心ついた時には有った飲み屋。

今は綺麗になり喫煙室まである。

昔はこの五の橋通りも店が沢山あった。

そもそも町工場が半端なくあったので、橋の袂には八百屋（同級生）、蕎麦屋、魚屋、きしめん屋（同級生）、和菓子屋（同級生）、喫茶店、駄菓子屋、パン屋、雀荘なども有った。

今残るのはこの店と蕎麦屋だけ。

蕎麦屋はつぶれない伝説も白金では通用せず、今ある街の蕎麦屋はこの一軒。

高級店や後から来た店はあるが。

年末なので混んでそうなので予約しようかとも話していたが、コロナのせいで客は閑散としている。

何とか地元で金を落とさねば。

すぐにキンミヤをボトルで投入。

あとは炭酸で割って飲む。

いつもと変わらん。

この店も何喰っても美味い。

もつ煮込みともろきゅうの味噌は絶品だ。

話すことといえば昔話しかない。

この近所じゃ相当悪さをした。

銭湯も出入り禁止を言い渡された。

そんな話しかない。

途中でＨ社のＦ部長の兄貴も誘っておいた。

高校時代から相当遊んでもらった。

俺らが１６の時に１８なので既に車に乗っていて、夜中に色々な所に遊びに行った。

今の子達は出来ない楽しい時代だった。

そんな話しながらをみりん干しかじりながらチビチビ飲む。

いい時間だ。

次回はもう２人増やそう。

その次はもう２人。

毎回ここ芝松で。

少しずつ増やさないと、そろそろ天寿を全うする奴が出てきそうだわ。