浅草橋 なかや

今日はお客さんと工場に。
帽子ブランドから独立した女性。
一生懸命頑張っているので応援する。
俺の仕事の大半はず〜とこの連続だ。
基本アパレル業界は１０年居たら大ベテラン。
皆独立して自分のブランドを立ち上げる。
居なくなった元ブランドはアシスタントだった若い子をデザイナーにする。
この繰り返しだ。
なので永遠に客が増える。
ねずみ算式に増える。
皆上昇志向。
下降する人はごく一部。
有り難い職業だ。
この彼女には相当期待している。
多分後々有名ブランドになるだろうと。
そんな彼女と何軒か周り飯。
前も浅草橋のテンテコマイで５時間サシで飲んだが、飯が乙女だ。
ラーメンとホルモンはＮG。
もう俺の手足をもがれた。
何を喰えば良いって言うんだ！
俺もパスタとサラダは嫌だ。
オープンカフェも嫌だ。
親父にも言い分がある。
老若男女好きな親子丼でどうだ！！！
無事に決着〜〜〜。
土砂降りの中なかやに。
先客は１組。
メニューを出される。
うなぎを食いたいが金が無い。
舞子丼も焼き鳥丼も・・・金が無い。
一応迷っているフリをする。
親子丼で。
予定通りだ。
親子丼は色々有るが、ここのは格別。
炭火で焼いた鶏肉に半熟の玉子。
それとここの奈良漬けは半端無く美味い。
今日は汁だくでサラサラ喰える。
デザイナーの女性は相当小食と見たので、喰いきれるのか？
でも無事完食。
店のおばちゃんに話し掛けられる。
「昨日来た？」と。
昨日まで鳥越神社例大祭。
都内最大級の神輿が出る。
昨日の祭りで完全にロスしている。
鳥越近隣のうなぎ屋が次にあがる物と言えば土用。
今年は７月２７日。
まさかの土曜の土用。
家族で来ると言ったら「来ないで！」と言われた。
死ぬほど忙しいらしい。
ではその翌週来るよ。
約２５０年前に、丑の日にうのつく物を喰うと夏負けしないとコピーライトした平賀源内に拍手。