NO RICE NO LIFE

フランス料理、パスタ、スイーツ、一切無し!
女性リピーター率ゼロの飯ブログです。

2022年4月28日木曜日

両国 ももんじゃ

今週の頭に連絡が入る。
アキバ道場時代のお塩先生だ。
飲みに行きたいと。
ジビエを食べたいと。
先月イギリスに行っていたからであろう。
確かに和食は海外に行くと喰いたくなる。
旨味成分が全然違う。
特にイギリスは飯がまずいと言うし。
うちの兄貴ももう10年はロンドンにいるが、喰うものがないんでシリアルばかり喰っていると言っていた。
そんな生活死ぬわ。
俺は逆に地の物ばかり喰うし、早い所コロナ明ければハワイでガーリックシュリンプか台湾で小籠包喰いに行きたい。
ジビエもほとんど喰った事が無い。
馬は大好物だが、プリン体が多過ぎて中々手が出ない。
その他を喰った覚えがほとんどない。
店はどこだろう?
翌日連絡が。
両国のももんじゃを予約したと。
もうここは20数年前を通るだけ。
入ろうともした事が無い。
俺の中での肉の好きな順位は以下だ。
豚、鶏、羊、馬、牛。
ちなみに鹿や猪は論外。
食べたら美味いのだろうが、無理に食べようとは思えない。
ちなみにうちの近所のスーパーでは外国人が多いのでカラスの肉も売っている。
もうすぐ80歳になるももんじゃの川向の革屋の社長が、昔兄弟がももんじゃで猿食べてきて、3日ぐらい体から匂いが取れなかったと言っていたのを思い出した。
それもジビエなのか?
猪出すのは分かるが、他に何が出るんだ?
会社から歩いて両国に。
店に着いた。
5分前に到着。
相変わらず猪のオブジェが吊るしてある。
昔は本物が吊るしてあったと聞いた。
店に入り名前を名乗る。
2階の奥だと。
ちなみにお塩先生が予約したが、まさかの当日息子がコロナ濃厚接触者で自宅待機に。
お塩先生企画のお塩先生の居ない食事。
今日はただのスーパーバイザーだ。
そして本日は祝龍、ちーおさん、ブクロの鉄人。
部屋に到着。
俺が一番乗り!
その後直ぐに全員到着。
まずは飲み物を注文。
お店の人から説明がある。
今日出てくるものが。
猪と鹿と熊!
熊か〜〜〜。
熊喰った事あるけど・・・。
メニューを見た。
野獣肉コース。
何だそのコースは。
先付、猪鍋、鹿刺身、鹿竜田揚げ、熊汁。
熊汁。
熊汁・・・・。
先に猪のもつ煮込みから。
これは美味い。
多分相当新鮮なんだろうな。
お次は素晴らしい肉が来た。
赤い肉だ〜〜。
脂肪分もたっぷりある。
これが猪か。
鍋は店の人が作ってくれる。
段々と火が通り肉が小さくなっていく。
そして盛り付け。
先日の今半のすき焼きと何ら変わらない。
食べてみる。
お〜!野獣の歯応え!
身が締まっている肉だ。
白い部分が多いが、豚と違いサッパリしている。
これが猪なのか。
これははっきり言って普通のすき焼きとそんなに変わらない。
豚すき焼きといった感じか?
普通に美味い。
その途中に鹿刺身到着。
ジビエ生で食べていいの?
生食主義の俺ですらビビる。
でも喰ったらこりゃ美味い。
何の臭みもない赤肉。
臭みを消す薬味が無いから、これは自信があるんだろう。
そして鹿竜田揚げ。
揚げているからか、こちらは独特の香りがする。
でも全然美味い。
猪鍋の余った汁にうどんを投入。
硬めのうどん。
これは美味い。
ちょっと食べた事の無い味がする。
味噌煮込みうどんの様な・・・いや違うな〜。
そして遂に来た。
熊汁。
熊鍋は食べた事が有る。
かなりファンキーな味がした。
下請けの石川県の社長がたまに家に送りつけてくる。
ただ喰い物は粗末に出来ない。
しかも命あるものだ。
いつも完食する。
何度かもらったが、日本酒の方が良いな〜。とやんわり変更してもらった。
今日はその熊汁。
マジで真っ黒。
箸で具を調べたらしっかり肉が入っている。
汁を恐る恐る。
あれっ?
赤出汁の味噌汁か?
もう一口行こうとしたら来た。
来た来た!
獣臭〜〜〜。
でもこれ相当抑えてるな。
やはりここは技術があるんだろう。
熊の肉も久々に喰ったが結構大丈夫だ。
喰い終わった後に口内に残る獣味。
これを小豆のアイスでサッパリと。
凄え。
実に凄え。
ジビエって。
羊なんかは匂いを楽しんでいるが、レベルが違うな。
構想二十数年でやっと来れた。
自分では一生来なかったろうな。
何事も経験だ。

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